2016年8月15日~16日
8月15日から9月12日まで、フランスで音楽祭その他色々な演奏会に出演するため渡仏しました。帰国後に続いた演奏会と併せて、あまりに濃い体験となりました。


8月15日

出発したこの日は、昨年亡くなった恩師、アルド・チッコリー二先生の誕生日。今年の初めに航空券をとった時に、日程の詳細が未定でも出発時期が重なるのがわかっていたので、少しでも先生の近くでこの日を迎えたいと思いこの日の渡仏を選びました。
4ヶ月ぶりのパリには夜着いて一泊眠るのみ。翌日午後にはTGVで南へ移動です。


8月16日

超多忙な恩師、パリ・エコールノルマル音楽院教授のポール・ブラシェー先生と奇跡的に時間が合い、昼食をご一緒した後ホームまで見送っていただいたところで。2008年10月から今年3月までの留学中には、故アルド・チッコリーニ先生、故フランス・クリダ先生と、その両先生のお弟子さんでありながら、両巨匠の家族同然の存在としてマネージャーも兼任されていた、このポール・ブラシェー先生の3人に師事しました。ピアノを弾くことについてこの上なく精通したこの先生との勉強がなかったら、二人の個性の異なる巨匠のもとで本質的なことを吸収しながら、同時にこれほどのスピードでこれほど確実に右手のフォーカル・ジストニアを克服することは叶っていなかったと思っています。人間として、師弟でありながら大切な友人としても関わらせていただいているポール先生には感謝の念が絶えません。





パリからニームまで高速鉄道TGVで約3時間。


明るい乾いた夏色の車窓に時々目を移しながら、数日前に追加で送られてきた楽譜を勉強していると3時間はあっという間に過ぎていきます。。


ニームはジーンズの生地「デニム」(Des Nîmes)の発祥の地です。ニームの駅からすぐにバスに乗り換えて終点まで1時間半。かなりの距離なのに、料金は破格の1.5ユーロ!(約200円弱)
パリ市内の路線バスであれば、どこまで乗っても、つまり隣の停留所まで200メートル位でも2ユーロです!


田舎道をひたすら走ります。








セヴェンヌ地方の入り口の美しい街 アンデューズに差し掛かる。


アンデューズは、磁器の花瓶・植木鉢で有名な街です。



更に山に囲まれた道を進むとどんどん秘境の風景に。

自然豊かな国立公園のセヴェンヌ地方は、ルイ14世の時代にプロテスタントが弾圧された際、カトリックを擁護する王政と、反乱をおこしたプロテスタントとの間で壮絶な戦いの繰り広げられたところだそうで、その頃からの石造りの古い建物がたくさん散在しています。


バスの終点から友人の車で更に30分程走って、山に囲まれた友人指揮者の家に到着。月夜にヤギの鳴き声とその首輪にかかったベルの音が響きます・・・
【2016/08/17 00:00】 活動報告 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
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